光電管式タイム測定器を使って、自分の走りの弱点を分析しよう!
加速やラップタイムなどを測れる光電管式タイム測定器を使って走力を測ります。
2人の学生に30mを走ってもらい、30mタイムと初速タイム(10m)を測定。
30mを走りきったタイムは学生Aよりも学生Bが0.2秒速かったのに対し、初速はA、Bともほぼ同じということがわかりました。
つまり、タイムが遅かった学生Aは、後半のタイムを上げるためのトレーニングが必要ということになります。
今回のケースでは学生Aは学生Bよりもストライド(歩幅)が20cm短かったため、ストライドを伸ばすトレーニングを行えば後半のタイムが上がるのではないかと考えられます。
このように、光電管式タイム測定器を使って走りを細かく分析することで、自分の弱点と、それを克服するための効果的なトレーニング方法がわかるのです。
▼今回の先生は…
光川 眞壽 教授
Naotoshi MITSUKAWA
順天堂大学スポーツ健康科学部卒業。早稲田大学人間科学研究科修士課程修了。同スポーツ科学研究科博士課程修了。博士(スポーツ科学)。大学まで野球一筋、大学時代は学生トレーナーとして選手の医科学サポートを行う。2011年に創立した東洋学園大学硬式野球部で監督を務め、東京新大学野球リーグに加盟後3年で2部リーグに昇格させる。
専門分野:スポーツ科学(運動生理学、バイオメカニクス、トレーニング科学)
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