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あなたには思わず“人と同じ行動をとってしまった経験”はありませんか?

人は集団において、無意識のうちに人と同じ行動をとってしまうことがあります。
心理学ではこのような現象を“同調”と呼びます。

“同調”を裏付ける実験として「ミルグラムの同調実験」というものがあります。
この実験は、数名の人が建物の上を見上げていると通りがかった人も建物を見上げてしまう、というものです。

建物を見上げている人が少ないと“同調”はおこりにくいですが、5人以上の人が見上げていると、約8割以上の人が“同調”すると言われています。

“同調”が起きる理由は、人間が周りの人の行動や意見を基準として自らの行動や意見を決め手いくからです。

そこには、「何があるかわからないのでとりあえず同じ行動をとる」「人と違うことをして周りの人に嫌われたくない」という心理が働いています。

▼今回の先生は…

相羽 美幸 教授
Miyuki AIBA

学習院大学文学部卒業。筑波大学大学院人間総合科学研究科修了。同大学医学医療系助教を経て現職。社会的環境のなかで、個人や集団がどのような条件のもとでどのような行動を示すかについて科学的に研究をする「社会心理学」を専門とし、その中でも特に「恋愛心理学」など、対人関係について多くの研究業績がある。
専門分野:社会心理学、社会精神医学

詳しくはこちらの動画でご覧ください!

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